こんにちは、発達障害の小中学生と関わりのあるtanaです。
今回は「発達障害の小中学生にむけたオンライン家庭教師選びで失敗したくない」という家庭へ対して、ここさえ抑えておけばスムーズな始め方ができるというポイントを紹介します。
とくに発達障害（ADHD・ASD・LDなど）があると特徴的な症状にオンライン家庭教師を対応させることが重要なので、健常児と同じように選んでしまうと失敗しやすくなります。
ぜひこれからお伝えする「７つのポイント」を抑えて、スムーズな始め方を実践なさってみてください。
Contents
①発達障害に理解あるオンライン家庭教師を選ぶ
オンライン家庭教師といっても数は多く、とくに健常児中心として運営されているのが現状です。
そこで重要となるのが「発達障害に理解がある」というスタンスで、表面だけではなく会社全体の経営理念として掲げられていることが大切になります。
発達障害に対応可能というオンライン家庭教師はありますが、それだけでは始め方として片手落ち。
実際に発達障害という症状をどれだけ理解しているのか？目の前で起きる現象へ具体的に対応できるのか？など「現場の実践力」が伴っていなければ適したオンライン家庭教師とはいえません。
しっかり発達障害を理解して、その上で具体的に対応できる能力が備わっていること。
発達障害の小中学生へオンライン家庭教師を考えるときは、まず何はともあれこの点についてしっかりとチェックしておくことがスムーズな始め方として重要になります。
②なるべく「１カメラシステム」のオンライン家庭教師を選ぶ
オンライン家庭教師における指導方法は、つぎの２パターンが挙げられます。
✔ １カメラシステム‥パソコン・タブレット端末に備わったウェブカメラのみでオンライン授業が行われ、学習ソフトによってデータ（教材内容）共有ができるシステム。
✔ ２カメラシステム‥ウェブカメラで顔を映し出して、さらに手元カメラ（書画カメラ）を使ってデータ（教材内容）共有を行うシステム。
このうち発達障害の小中学生におすすめなのが「１カメラシステム」のほうで、なぜなら２台目のカメラを使って手元を映し出す”煩わしさ”がなく、ストレスフリーで指導を受けられるため。
１カメラシステムでは、必要な情報をすべてパソコンやタブレット端末画面に映し出される「共有ノート」を通じて意志疎通できるため、カメラをまったく意識せずとも快適にオンライン授業を受けることが期待できる優秀なシステムです。
したがって発達障害の小中学生へ対して、オンライン家庭教師のスムーズな始め方を考えるなら１カメラシステムで運営されていることもかなり重要なポイント。
オンライン家庭教師のお試し体験などで両システムを実際に取り組んでみると、２カメラシステムよりも１カメラシステムのほうが大幅にストレスフリーであることがよくわかると思います。
③自宅の「慣れた教材」が使えるオンライン家庭教師を探す
オンライン家庭教師で使用する教材（テキスト）というのは、基本的に「自由スタイル」です。
しかしオンライン家庭教師の中には有料教材を販売して利益アップを図る会社もありますが、この場合は発達障害の小中学生が使い慣れた自宅教材を選べないといった事象もあるためおすすめではありません。
発達障害の小中学生にとって、使い慣れた教材というのは勉強が捗るための有意義なアイテム。下手に違ったテキストになってしまうとそれだけでストレスとなる恐れも考えられます。
したがってオンライン家庭教師をスムーズの始め方として、この「自由スタイルの教材」というのも重要なポイントとして抑えておくことが大切。
毎日の家庭学習を延長した形がオンライン家庭教師と考えると、自宅にある使い慣れた教材を使用できるほうが戸惑うことなくスムーズにオンライン授業へ移行できると私は感じます。
④オンライン授業の時間変更に融通が利く
発達障害があることで決まった時間（定期的）にオンライン授業に取り組むのが難しい場合が多いと思いますが、この場合も「時間変更の融通」によって問題解消できるためスムーズな始め方が可能です。
この時間変更というのはオンライン家庭教師それぞれで規定は異なりますが、良心的で発達障害の小中学生に対応している場合は「当日でも変更可能」という会社も存在します。
前日までの変更でなければ受け付けないといったオンライン家庭教師も多いですが、発達障害の小中学生にとっては当日の予定時間も守れるか‥というのが現実。
そこで時間変更に融通の利くオンライン家庭教師を選ぶことで、スムーズな始め方が可能になります。
⑤勉強だけではなく対話に「楽しさ」をもって接してくれる
発達障害について理解を深めているオンライン家庭教師の場合は、その特性を知った上で適切な指導方法を実践、またスムーズなオンライン授業を行ってくれます。
とくに発達障害の小中学生にとって「楽しさ」というのは重要なキーワードで、勉強だけではなく何事に対しても楽しさを感じられなければすぐに飽きてしまい継続しない恐れが考えられます。
家庭でも「楽しい」と感じないことに対して、まったく興味を示さないのと同じ。
ADHD・ASD・LDいずれの発達障害にとってもこの「楽しさ」という要素が必須なのは共通しており、オンライン家庭教師でも同じように子供が興味を持って取り組めることが大切。
しっかりと発達障害を理解して「継続性」まで考えられているオンライン家庭教師はこの楽しさの要素を取り入れて指導が行われるため、より学習に深く身が入る、継続性が高まるといったメリットが期待できます。
したがって発達障害の小中学生に対してオンライン家庭教をスムーズに始めるためには、この「楽しさ」というのも重要なポイントです。
⑥料金体系が適正であること
発達障害の小中学生と直接的には関係ありませんが、適正な料金体系を知っておくことで無駄を省き、ひいては余力予算をべつの家庭学習へ掛けることもできるためポイントの１つです。
オンライン家庭教師の費用というのは基本的に「入会金」「授業料」のみで、これ以外に必要な費用というのはありません。したがって一般的なオンライン家庭教師はこの２つの費用項目で構成されています。
しかしオンライン家庭教師の費用というのは会社によって規定が異なり、一律の決まった費用項目といった概念のない世界です。したがってオンライン家庭教師によって自由な費用項目が設定されているため、私たち自身で要チェックする必要があります。
とくに費用の高いオンライン家庭教師では入会金、授業料のほかにも「登録費」「年会員費」「維持費」「オンライン使用費」など不明な費用項目が設定されている場合も多く、こういった意味のわからない費用が加算されるオンライン家庭教師は選ぶべきではありません。
また発達障害だからと「特別料金」が発生することはありませんので、障害に対する費用項目があった場合もおすすめとはいえないオンライン家庭教師になります。
簡潔で明快、そして入会金と授業料のみで構成されたオンライン家庭教師を選ぶことで損失を防ぎスムーズな始め方につながり、結果的に無駄を省いた費用で発達障害の小中学生へ別の学習を与えることも可能となります。
⑦無料お試し体験をやってみる
スムーズにオンライン家庭教師を始めるために、最後「お試し体験」による相性チェックがおすすめです。
通信教育のなかでもオンライン家庭教師は対人関係が伴うため、発達障害でもとくに対人が苦手な場合はオンライン授業が向いていない恐れも考えられます。
またオンライン授業は画面越しなのでそれほど緊張もないだろうと思っていても、実際に講師と向き合ってみるとリアルな対人関係があることに気付いて何も話すことができなくなるといった場合もあります。
したがってオンライン家庭教師を始めるまえ、最後にお試し体験を行ってみるのはとても有意義。子供との相性をはじめ、継続の見極めにもつながるため最終チェックとして実践してみることをおすすめします。
無料体験のできるオンライン家庭教師を選ぶことで、よりスムーズな始め方ができます。
✅ こちらをぜひ参考までに。
まとめ
今回は「オンライン家庭教師のスムーズな始め方」として、とくに知っておきたい７つの重要ポイントについて解説してきました。発達障害の小中学生へ選ぶとき失敗したくない、という希望へ添うことができれば幸いです。
オンライン家庭教師のほとんど多くは、とくに健常児向きとして運営されています。
したがって発達障害の小中学生へオンライン家庭教師を選ぶときは、まずもって「発達障害に対応していること」をチェックすることがスムーズな始め方につながる重要なポイントです。
発達障害に理解があって、しかも経験豊富で知識に長けているオンライン家庭教師。
そのうえで使いやすい機材システム、自由な教材スタイル、適正な価格設定などを加味して、発達障害の小中学生はもとより家庭にメリットの大きいオンライン家庭教師を選んでください。
